今日は久々にIRCOでESLのアシスタントのボランティアをした。いつものIRCOオフィスじゃなくて、生徒が住んでるアパートへの出張講座。現地に行く前に、低所得者用アパート、しかも治安の悪いと評判のPortland Northって聞かされたのでちょっとびびっていたんだけど、え、これが低所得者用?っておどろくほどのきれいでかわいいアパート群。しかもバスケコートに畑に公園にコンピュータールームまでついている。政府かどっかのオルガニぜーションが助成金を出しているらしいけれど、これで低所得者用だって言うんだったら日本の学生用ボロアパートはほんとにウサギ小屋だろうなぁ、なんて思った。
IRCOスタッフ兼ティーチャーのジュリアナと現地に着いたものの、教室となるPCルームの鍵は閉まっている。昨日一週間の休暇が終わってドミニカ共和国から帰ってきたばかりで疲労困憊のジュリアナは軽く切れていた。予定時間を10分近く遅れて担当者登場。教室に入ってセッティングをするも、授業開始後10分たっても生徒が来ない。今日は生徒無しなのかしら、疲れてる中はるばるここまで来たのにほんとにバッドラックだわ、と改めて切れるジュリアナ。10分たってようやく生徒が二人来る。五人くらい来て欲しかったのに、、、と困惑顔のジュリアナ。散々です。
さて、今まではアシスタントばかりだった私ですが、今日は疲れているジュリアナに代わりティーチャーしてみました★っていっても、母国語じゃない言葉をあまり英語がしゃべれない人に教えるって言うのは大変なもんです。そもそも発音も完璧じゃないし、文法も完璧じゃないし、こんなんで先生していいんだろか?と思うものの、そこがかえって親しみやすかったみたいで和やかに授業進行することができました。留学で学んだ教訓、やれば何でも何とかなる!
今日の生徒さんはメキシコはユカタン半島からの移民。なんとマヤ文明の末裔らしい。有名な神殿とかの遺跡が残るとってもきれいな町に住んでいたんだけど、そこはとても貧しい地域で仕事がなかったからアメリカに来たんだとか。一人は小学校しか出てないって言っていた。さらに驚いたのが二人とも9人兄弟なんだって!!!マヤではめずらしくないことらしいけど、そんなにいたらそりゃぁ貧乏になるよねぇ・・・。で、一人はもうすぐ三歳になる子供をつれてきてたんだけど、これがまた本っ当にかわいいこでね!!すごくにこにこしてるの。マヤの子どもは笑顔がステキなんだって。マヤ文明だなんて日本にいたら教科書の中の出来事だけど、こうして直に接することができて今日も世界を感じることができたよ。
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