今日は授業でプレゼンしたり、KPSUのオリエンテーションにいったりしたわけですが、それよりもっと書きたいことがあったのでたまにはまじめなテーマで書きます。
普段はあまりテレビを見ない私ですが久々に夕飯を食べつつTV Newsをみてたらスーダンの民族浄化のことについてやっていた。そのニュースではスーダンの現在の状況を説明するVTRが流れた後にスーダン大使っぽい人と中継をつないでいたんだけど、この大使が話している途中でものすごく興奮してきて、世界に対して怒り始めたんだ。スーダン南部は内戦がひどくて現在世界で起こっている問題で最悪とも言われる状況になっているんです。何百万人という人が難民になってて、疫病と食糧不足でこのままだと百万人がまもなく死んでしまうそうな。それで彼が怒っていたのは、こんなにも大変な状況になっているのにメディアでは一面で取り扱ってくれることもない、ユダヤ人が何百万も殺されたら大ニュースになるのにっていうこと。たしかに日本の新聞の国際面でチラッと読んで知ってはいたけれども、イラクとかと比べると扱いが断然小さいし、New York Timesで最近これに関する記事はあるか調べたけれども全くのっていなかった。こういう状況になっていることをどれだけのアメリカ人、日本人が知っているんだろう??そして思ったのが、これはまさに今メディア社会学の授業で学んでいるメディアと政府とビジネスのコネクションによるメディアバイアスだなって言うこと。イラクはいろんな人の利権があるから大きく報じているし、アメリカもフセインを倒そうとしたけれど、スーダンでは何百万もの人が虐殺されているのに利権がなかったからほとんどメディアからは無視されていた。最近石油が発見されたらしいのでどうなるかわからないですが。
世界にはこのようにメディアではあまり取り上げられない事実がいっぱいあるんだよね。だからブログ界でSudanの惨状を伝えるサイトにリンクを張ってgoogleでの検索順位をあげて世論を高めるという運動があるらしい。チョムスキーはindependentでfreeなメディアが世界をバイアスのない正しい方向にもって行くといっていたけれど、ブログはそれに貢献できると思うのです。というわけで近々そういう系のブログにリンクをどんどんはていこうかと計画中。
さて、明日までに社会学の課題読書あと100ページ読まなければ(涙)
スーダンの現状(英語)
Yahoo! News, Sudan
ただでいろんな記事が長く読めてアメリカのヤフーはすごい。日本の記事の長さとは全然違って新聞並み。ちなみにアメリカの新聞のサイトはいちいち登録しないと記事が読めなくなってて非常にめんどくさい・・・。
極東ブログ
ニュース評論系ブログ。なかなか有名だと思われる。